Japanese Goukon Process
日記更新のついでに、以前書きかけていた与太話でも。
序論
異性のパートナーを見つけるための伝統行事である合同コンパ(合コン)は、日本において(主に大学生等年頃の男女の間で)盛んに行われている。合コンの成否とは参加者のパートナーの成立の可否にあるが、近年この成功率を向上させるため、盛んに合コンのモデル化が行われており[N. Matsumura 09]、日本の若者のために非常に重要なタスクであると言える。
合コンにおける女性の状態推定
合コンにおいては、相手が自分に対してどのような感情を抱いているか、またどのような行動を期待しているかを推定し、それを実行する必要がある。しかしながら、かの有名な加持リョウジの名言 「“彼女”とは“遥か彼方の女”と書く。女性とは向こう岸の存在だよ、我々にとってはね」に表されているように、異性の感情を推定することは非常に困難である。そこで我々は、過去の経験(観測値)に基づいて異性の感情を推定する。
まず考えられるのは最尤推定である。過去の異性と接触した経験から、異性の感情の真の分布を推定し、最適な行動を起こす。しかしながら、異性の分布は人によって様々であり、過去の異性経験(観測値)が少ない場合このような推定は過学習を起こしている場合が多い。
そこで考えられるのがMAP推定である。最尤推定は過去の異性経験から、最も良い行動を選ぶ。しかしながらMAP推定においては、その行動を過去の異性経験(観測値)から、パラメータの事後分布P(X|θ)を学習する。これによって、外れ値に弱いものの、般化しやすい合コン行動最適化が行えるようになる。これがJapanese Goukon Processesである*1 *2。一般に女子からイケメンと呼ばれる人種は、このようなMAP推定を適切に行っていると考えられる。
なお、MAP推定から更に予測分布を積分するベイズ推定というものも存在するが、MCMCや変分ベイズなどの合コンテクニック(近似手法)を利用しなければ解けないため、本稿では扱わない。
…というどーでもいい話をむかし@yasuraokとしてました。
さあ、みんなもベイジアンになって合コンでモテモテだぜ!(違
参考文献
[N. Matsumura 09]: 合同コンパにおけるスモールワールド・リスクについて – なおたこブログ