眠れないので思うことをつらつらと書く。明日の朝起きたら多分後悔している。

  • 選挙とか

昨日(正確には一昨日)選挙に行って、特番とか見てた。僕はなんだかんだいって保守的な人間なので、今まで誰に投票するとかそういうことはぶれてないわけだけども、無党派層の支持が前回の衆院選では6〜7割民主、残り自民だったのが、今回は4:3:3くらいで民主:自民:みんなとなったとかそういう話を聞いて、みんなふわふわしてるなあ、という感想。冷静に各党を比較して、その党が与党になったときにどういう政治をするかを一度でも真面目に考えてみれば、そこまで支持政党がぶれないと思うんだけど。前回民主がひっくり返して今回みんなが躍進っていうのは、とりあえず自民が嫌だから民主に入れて、それでもだめだったからみんな、みたいな。


国民主権というけど、主権者の国民が真面目に政治について考えていない現状で、政治がよくなるはずはないと思う。投票率が60%切ってるっていうのもね。せっかく先人が努力の末に普通選挙を実現したのに、それを溝に捨ててるなあ。


池上さんの特番が話題だったようですね。色んな人がタブーとして触れないことにズバズバ切り込んでいくのがみんな胸のすく思いだったんだろうけど、この人大丈夫なんだろうか。刺されたり消されたりしないことを祈る限り。ただ、日本人のことなかれ主義、各所への配慮配慮が今の政治の迷走を招いていると考えると、こういう姿勢を持っている人も一定数いるよなあ。敵は作るだろうけど。


あと、谷さんはやっぱりなんで立候補したんですかね。というか、なんで通っちゃったんですかね。

  • 文化とか

先日ベルリン・フィルの12人のチェリストが日本に来ていた。僕も行きたかったんだが。サントリーホールでの公演は満員だったが、山口での地方公演は2/3くらいしか席が埋まっていなかったという話を聞いて、勿体無いなあ、と。結局、サントリーが埋まって、地方のホールが埋まらないというのは、日本人にそういう文化が浸透していないということなんだろう。サントリーホールと地方ホールでは集客範囲の人口が100倍は違う気がするし、そこが地方ホールが埋まらない理由だろう。つまり人口に対するパーセンテージが、まだまだ日本では低い。


問題はこの先で、そういうイベントに対して集客ができる母数がない自治体でも、日本の地方都市は立派なホールばかりが揃っている。この問題は空港が各地に乱立する問題にも同じ構造があると思う。つまり、そういったものを運営できる体力や、人口的、文化的な基盤がない自治体でも、「おらが町にもコンサートホール(空港)を!」という見栄だけで箱物を作ってしまう。そうした箱物に対する行政支援を引っ張ってくる議員も、支持基盤に対してそうしたことを約束しているものだから必死である。その結果、中央の政治は、各地方が持ち寄る、明らかに身の丈に合っていない希望が集まってしまい、各所への配慮配慮であっちに作ったからこっちにも作り、ということになり収集がつかなくなってしまっている。その結果は、箱物行政だとか、せっかく作った建物が活用できていない、運用できていないだとか、そういう批判へと繋がっている。しかし、そうした甘言に踊らされたとは言うが、そうしたものを間接的にせよ要求したのは我々国民であり、我々も反省をしなければならないと同時に、国民として政治との関わり方を真剣に考えなければならない。


なんか就活とかも書こうと思ったけど眠くなってきたんで、そろそろ寝る。