学部4年の1年間の重要性

最近あまり日記を更新していなかったので書く。いや、ネタはあったのだが。Twitterで短文で考えてることを表に出す機会が増えて、どうもきちんとした文章を書いていない気がする。


今日から黒橋研と一緒に機械学習の勉強会を始めた。

機械学習入門勉強会

この他にcacahoさんが主催で機械学習の論文紹介をしているけど、こちらでは論文紹介よりも、機械学習の基本的なところを抑えるため、学生さんで集まって教科書を読んで、その内容を実装することを目標にする感じ。僕は自分でも呆れるほど実装力がないので(実装も英語もできない、論文も書くのが下手となってしまうと残るのは熱意だけだが)、こういう機会を設けて色々な実装をやってみたかった。黒橋研・河原研の学生でやっていますが、参加したいとかがあれば所属は問わないので、皆さんどうぞ。教科書は今いろんなとこで話題の「言語処理のための機械学習入門」

言語処理のための機械学習入門 (自然言語処理シリーズ)

言語処理のための機械学習入門 (自然言語処理シリーズ)


こういった基礎力(森先生は筋トレという)を学部生のうちに付けておくのは大事で、僕は学部生時代は大いにサボって遊んだので、今になって大変後悔している。とにかく、学部の4年生の間(つまり研究室に配属されてから)何をやるかというのは非常に重要で、論文の読み方、書き方、実験の仕方などの基本は、この時期に身につけるものである。そこを真面目にやっていた学生さんはどんどん成果も出せるし、逆にそういう基礎がない学生さんというのは、僕のように修士の間に大変苦しむことになる。


昨日博士課程の入試の口頭試問が終わり、物凄く気が抜けた。今までの人生であれほど緊張した面接はなかったし、就職活動をしたときの役員面接なんかでもあそこまで余裕がなかったことはなかった。何しろ専攻の教授全員が一同に会して学生を一人ずつ叩いていくのだから、心の中ではもう半泣きである。それに関する感想を今日先生と面談してもらったが、あまり良くなかったとのこと。僕はやったことの説明はそこそこにしてFuture Workの話ばかりしてしまったが、それはあまり印象が良くない上に質問を受けても苦しくなってしまうので、やはりこれまでにやったことをきちんと説明すべきだったとのこと。確かにそれはそうだなあ…これまでにやったことはきちんと根拠のあるプレゼンをできるわけで、そういう意味では失敗したと思う。


あと、「英語がえらく悪いね…修士のときより下がったんじゃないの?」とお叱りを受けた。英語は修士の入試を受けたときよりは全然できるようになっているはずなのだが、TOEICは初めて受けたので(そもそも初めての試験結果を入試にもって行くのが間違っているのだが)、全然終わらなかった。特にReadingが苦手なので(速読ができない)、真面目に英語に取り組んだ方がいいかもしれない。


河原先生曰く、「君は普段留学生とも普通に喋っているから大丈夫そうに見えるけど、それは度胸の問題で英語能力があるということじゃない。春に国際会議の添削をしていても思ったけど、根本的に英語を読む量が足りない。もっと英語論文を読みなさい」とのこと。やっぱり読みたいものを読むだけじゃなくて、「これだけの時間でこれだけ英語を読む」という訓練をしないとだめかなあ…ぐおおおおお。